35歳の少女
今日はドラマの感想でも書いてみようかと思います。
ドラマは片っ端から録画して鑑賞します。
それだけ見る量も多いので、ご飯食べながらや、家事をしながら見ることが多いです。そんな中で手を止めて見入ってしまうドラマがあるんですね。
今回の「35歳の少女」第1話
面白かった。
何年か前に「35歳の高校生」というドラマがあったのですがそのドラマが好きで、タイトルが似ていると言うだけで期待感を持って1話を見ました。笑 前情報はほぼありませんでした。
ドラマの1話といえばそのシリーズの説明やそこまでに至る経緯など詰め込んだ内容が多いです。ある程度予告などであらすじってわかってしまっているので説明が長すぎると飽きてしまいますよね。このドラマは最初はあったものの柴咲コウさん演じる10歳の望美が25年後(35歳)に目覚めてからはそこに組み込んで過去回想を挟む感じになっていて流れがとてもよかったと感じました。
そして面白かったとは。
私が言う面白かったと言うのは感情が動かされた時、感情が動かされてそこから自分の中で考え込んでしまいます。
望美の退院祝いのために連れてこられた結人(望美の小学生の時の同級生) が最初はいい人を装っていたのにスイッチが切れたように本性を表します。
それを受けた望美は子供のように泣き出してしまいます。
ここからは私の考えですが、子供の時は愛で溢れた幸せな世界と思っているものが、大人になるに連れ、誰かに裏切られたり傷つけられたり、時に傷つけたりしてこの世界は愛ばかりではないと。いい意味でも悪い意味でもそれを知りながら大人になっていくと思います。それが大人になると言うことなのかもしれません。
望美はその段階を踏まずに、そんな世界に直面する。10歳の少女にはとても辛かったと、あの演技で表現した柴咲コウさんは凄いなぁ。
結人が本性を表した時、望美の妹愛美をここぞとばかりに望美の傷つくことを言います。
なんて愛のない世界なのだろうと。私も苦しくなりました。
その後、望美がいなくなってしまい見つけた結人が望美に言います。君は初恋の人だと。君に心動かされて生きていたと。
結人が暴言を吐いたのは今の自分への悲しみだったのかもしれないですね。きっと妹の愛美も何かあるのでしょう。誰かを傷つけてしまう人と向き合って理解していく。私の好きな話です。
大人は(私は)愛のない世界を諦めそれを受け入れ、その中でうまく生きています。10歳の少女がそれを跳ね返しながらも受け入れていく今後の話がとても気になります。